先週…じゃない、先々週の前回のかぐや様がすごく良かったのでどうなるか気になっていて、続きをやっと読めた感想です。
素直に良かった良かったと思える内容でした。
週刊ヤングジャンプ30号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい 58話「伊井野ミコを笑わせたい」
まずは 伊井野ミコの相棒のメガネ少女(あれ?名前まだ無しでしたっけ?)の視点で伊井野のバックグラウンドが語られます。
父親が裁判官、母親は国際NGOで幼い頃から両親はほとんど家にいなくて寂しい思いをしていてそれは「親が帰れないほど忙しいのは世の中に悪い人が多いせい」と考えるようになり、彼女は規律を重んじる人格を形成していきました。
しかし融通が利きません。
メガネは「彼女は正しくあろうとしているだけなのにどうして理解してもらえないのだろう」と語りますが伊井野のほうにも校則よりも楽しさを追求したい生徒達の気持ちに寄り添う姿勢が全くありませんから。
伊井野はなるべくして校内の嫌われ者になっていきました。
そのことに彼女自身傷ついてもがき苦しんでいるようですが自分のやり方を変えることもできず、毎年落ち続けている生徒会長選挙に今年も同じように挑み緊張と恐怖で何もできないまま自分の持ち時間をただ潰そうとしていました。
そこに白銀御行が乱入してきました!
ここからが前回白銀が石上に「任せろ」と言った「伊井野に恥をかかせずに勝つ」方法です。
まだ伊井野の持ち時間なのに白銀は直接彼女にふっかけます。
「時間の無駄だ」「アホらしい公約だ」と。
ただでさえもうボロボロの伊井野は白銀に追い討ちをかけられて震え出してもう限界です。
それでもなんとか声を絞り出そうとするところに、白銀会心の(若干キモイ)笑顔!
「ん 言ってみ」
白銀は直接伊井野と公開討論会をしようとしていたのでした。
これなら伊井野は反意に満ちた生徒達と向き合わなくてもよく白銀一人だけと会話をすればいいだけなので、彼女は淀みなく話せるようになりました。
二人はその場で互角に討論しあいます。
これが白銀の選んだ勝ち方でした。
開票結果は…白銀の当選。
伊井野はまた今年も落選でした。
しかし票差がかなり縮まっています。
それよりなにより伊井野は生徒達から労いの言葉をかけられて、温かく迎え入れられていました。
去年までとは大きく変わった!
伊井野は笑顔を浮かべます。
そしてメガネは伊井野が堂々と選挙戦を戦えたことに感激し涙するのでした。
選挙編いい結末に落ち着けました。
この漫画は基本的にラブコメですけどたまにシリアスで暗くなります。
でも各編ともよかったと概ね思える読後感でしめる感じのようです。
伊井野もその洗礼を受けてギャグとシリアスを見せてくれました。
白銀にとってはただの自分の票を減らすだけの行為でした。
しかし勝ちは勝ち。
伊井野を笑い者にさせずになおかつ自分自身は勝つということには見事成功です。
主人公いいところを見せることができました。
ところでちょっと気になったのは、今週はかぐやは白銀が伊井野に助け舟を出したときに、白銀に惚れ直した!みたいにハート目になってましたけど、かぐやなら白銀と伊井野が接近したと勘違いして嫉妬の怨念を抱きそうなもんなのになーと思いました。
これは伊井野と藤原との人望の違い?
あとは…伊井野は男は坊主頭がかっこいいと思ってるってことは男の好み≒恋愛感情を自分自身否定してないような気がしました。
そして伊井野とメガネはもしかしたら生徒会メンバーに加わる!?
来週はその話になるのか、また楽しみになりました。
かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
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