けものフレンズは放送終わったのあとのほうが本番って感じです。
次々となにかが発表されてて枚挙に暇がないです。
その中でも特にすごいというか今までのアニメとちょっと違うなって思ったのが全国の動物園とのコラボイベントでした。
岐阜のつちのこ館でまでも毎年のイベントに今年はケモフレ要素が加味されたとか。
昔からNHK大河ドラマは主人公にゆかりのある都市には大きな観光経済効果があって熱心に「うちの地方のこいつを主人公にして欲しい」みたいな誘致があります。
そんな感じでアニメも観光資源になることがここ十年くらいで目立つようになってきました。
きっかけは京都アニメーションの涼宮ハルヒとからきすたでしょうか。
アニメの中ではどこの都道府県が舞台なのか明確でなくても背景や建物が実在のどこかがモデルになっていたら、そこが「聖地」になって観光客が増える。
あるいはもう「このアニメは何県何市が舞台です」ってはっきり設定してあるパターン。
君の名はやガールズ&パンツァーみたいなのがそんな感じなんでしたっけ。
あ、クレヨンしんちゃんやこち亀みたいのもそういう側面がある気がします。
そのアニメが一気に盛り上がったりロングセラーになればその舞台の都市にも観光恩恵が大きく発生します。
逆にアニメの人気が芳しくなかったりコケたりしたら“聖地売り”はかえって悲惨度が上がるから、ギャンブルでもあるんでしょうが。
それでけものフレンズ。
偶然か必然か大ヒットして、聖地巡礼の機運も自然と盛り上がったような印象がありました。
人気が出てきた当初は関連グッズなどもろくになくて、でもなにかしたいファンが動物園に行くようになったと聞いた記憶があります。
それがそのまま全国のあちこちの動物園でごく簡単なグッズが発売される流れになって、東武動物公園では割と大型なコラボイベントも開催されました。
けものフレンズの聖地はどこかの地方の一都市に限らなくなって全国の動物園がみんな聖地になれるというのが、今までのアニメの聖地観からなんか一段階上にいったような気がします。
(ただサーバルなどのメインキャラの動物がいる動物園がより聖地度が高くなる順位付けはある感じ)
今のケモフレブームはいつまで続くのかは全然予想つきません。
でも今までのヒットアニメとブームのなり方が確実になにか一味違うぞってのを感じました。
ちょっとすごいですよね。
じゃなかった。
すごーい。